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次世代船の標準設計スキームとは

次世代船の標準設計スキームとは | イーノさんのロジラジ

日本日本の造船業が国際競争力を取り戻すため、海運3社と造船4社、そしてMILESが結集して標準設計スキームを構築しました。次世代船の開発を効率化し、2030年の世界シェア奪還を狙う国家規模の取り組みです。

MILES の役割と拡大した体制

MILES は、海事産業全体の共同デザインセンターとして機能します。もともとは三菱重工と今治造船の合弁会社でしたが、日本郵船、商船三井、川崎汽船、さらにジャパンマリンユナイテッド、日本シップヤードが参画し、一気に体制が強化されました。これによりユーザーとメーカーが一体で基本設計を行う仕組みが整いました。

なぜ今、標準設計が必要なのか

LCO2船やアンモニア燃料船は配管・システムが複雑で、設計工数が増加しています。一方で国内の設計リソースは不足し、個社ごとの対応には限界があります。中国・SDARI のように設計を集約して共通化する手法が、競争力を取り戻す鍵となっています。

7社による役割分担とスキームの流れ

  • 海運3社:運航視点から必要な仕様・性能を提示
  • MILES:標準仕様を策定し、基本設計と標準図面を作成
  • 造船4社:受け取った標準図面を自社向けに最適化して建造

この分業によって、従来バラバラだった設計作業が整理され、強固なサプライチェーンが形成されます。

LCO2船から始まるロードマップ

標準化の第一歩はLCO2船。ここで標準船型を確立し、アンモニア燃料船などの次世代船へスキームを横展開していきます。将来的には国内他社にも連携を広げ、業界全体の底上げを目指します。

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