投稿日:2026.01.16 最終更新日:2026.01.16
マーケットにないものを売れ!ハラル和牛とタイ向け冷凍混載のリアルな可能性
今日はちょっとビジネスの視点寄りの話をしたいと思います。
テーマは「マーケットにないものを売る」という考え方です。
昨日、大阪の食肉卸業者と屠畜場をお客様と一緒に回ったのですが、正直なところ「これはまだ誰も本気でやっていないな」というネタがいくつも見えてきました。
CONTENTS
動画視聴はこちらから
一つ目のヒントは「ハラル和牛」という未開拓市場
まず一つ目がハラル対応の和牛です。
訪問した屠畜場では、イスラム圏向けにハラル認証をきちんと取得した処理を行っていました。
包丁を都度変えることや、宗教的な手順を厳密に守ることなど、正直かなり手間はかかります。
ただ、その分参入障壁は高いです。
同行したお客様からは「ドバイ向けに和牛の引き合いがある」という話が出ましたが、調べてみるとやはりハラル認証が必須でした。
ハラル対応ができない業者が多いからこそ、本物の和牛は希少になる。
マレーシア市場で感じた「品質ギャップ」
さらに印象的だったのがマレーシアの話です。
一緒に行った方はマレーシアに家族がいて、和牛をお土産に頼まれることが多いそうです。
その方が現地空港で牛肉を食べたときに「段ボールを食べているみたいだった」と言っていたのが、妙にリアルでした。
これはつまり、現地で流通している牛肉の品質が高くないということです。
私自身もタイの地方で放し飼いに近い牛を見たことがありますが、肉質は正直かなり硬いです。
- 飼料管理がされていない
- 品種改良が進んでいない
- 品質より量重視
こう考えると、ハラル認証を取った高品質な和牛は、イスラム圏ではまだ「そもそも存在していない商品」だと感じました。
二つ目はタイ向け冷凍・冷蔵LCLという空白市場
もう一つの気づきがタイ向けの冷凍・冷蔵LCLです。
食品輸送をやっていると「タイ向けで冷凍混載の定期便はないのか」という相談を本当によく受けます。
でも現実にはサービスが存在しません。
- 香港向けはある
- シンガポール向けもある
- 台湾向けもある
なぜかタイだけが空白なんです。
「ないなら作る」という発想
普通のフォワーダーなら「じゃあFCLで行きましょう」「混載業者に委託しましょう」で終わります。
でも今回ふと思いました。
「ないなら、自分たちで立ち上げてもいいんじゃないか」と。
もちろん毎週は無理なので、まずは月2便くらいからのスタートです。
最初は赤字でも、毎月1パレットだけ出したい荷主が何社か集まれば、十分に成立します。
自分のメディアを使って貨物を集めるというのも、一つのやり方だと思っています。
結局いちばん大事なのは「視点」
今回の話で一番伝えたいのはここです。
マーケットにあるものは、必ず価格競争になるということ。
だからこそ、
- 本当にこれ市場にあるのか
- 誰もやっていないだけではないか
- 手間がかかるから敬遠されていないか
こういう視点で見ていくと、物流の中にもまだまだチャンスは転がっています。
これは物流に限らず、どのビジネスにも応用できる考え方だと思います。






