HPS Trade, a distribution agent
that accelerates business locally in Asia

MENUCLOSE

column

北米運賃が20%急反発 年末の物流がちょっとザワついてます

北米運賃が20%急反発 年末の物流がちょっとザワついてます | その他

年末なのに、北米向けのコンテナ運賃がいきなり動きました。

アジア発北米向けのスポット運賃が、たった1週間で約20%も上昇しています。

「え、このタイミングで?」と思った方も多いはずです。

動画視聴はこちらから

需要が強いわけではありません

まず最初に言っておくと、北米の荷動きが急に良くなったわけではありません。

年末なので、むしろ需要は落ち着いている時期です。

それでも運賃が上がった理由はシンプルです。

船社が供給をギュッと絞ったからです。

欠便はやっぱり効きます

今回の運賃反発の主役は、ブランクセーリングと呼ばれる欠便です。

太平洋航路では欠便が続き、スペースが一気にタイトになりました。

需要が弱くても、供給を絞れば運賃は動くという分かりやすい例です。

船社側としては、これ以上の運賃下落は避けたいという本音が見えます。

欧州は12月がピークになりつつある

一方で、欧州向けはかなり安定しています。

実はここ最近、欧州航路では「12月に一度ピークが来る」という流れが定着しつつあります。

旧正月前の前倒し出荷や、混乱を避けたい荷主の動きが重なっているからです。

これから何を見るべきか

ポイントは、この運賃上昇が一時的かどうかです。

今は明らかに船社のコントロールが効いています。

1月に入れば旧正月前の出荷が本格化します。

年明けの動き次第で、市況の見え方はガラッと変わりそうです。

CONTACT US

アジアから、世界を動かせ。

  • CONTACT US
  • CONTACT US
  • CONTACT US
  • CONTACT US
  • CONTACT US