投稿日:2024.11.25 最終更新日:2024.11.25
澁澤倉庫のタイ進出!日本食品物流の新たな展開とは?
澁澤倉庫がタイ市場に本格参入を発表しました。
物流拠点の設立を通じ、自動車部品や日本食品輸送でのシェア拡大を狙います。
この進出が持つ意義と今後の展望について、詳しく掘り下げます。
CONTENTS
タイ進出の背景と目的
澁澤倉庫は2024年度中にタイで現地法人を設立し、物流サービスを強化する方針を明らかにしました。
この動きの背景には、東南アジア市場の成長が挙げられます。
既に進出済みのベトナムやフィリピンに続き、タイでも自動車部品輸送や食品物流での差別化を図る計画です。
自動車部品輸送の戦略
タイは自動車産業で存在感が大きい国です。
澁澤倉庫は、これまで委託していた業務を自社で管理し、効率を高める方針を示しました。
しかし、現地での感覚としては自動車産業の成長は鈍化しているという指摘もあります。
日本食品物流の可能性
一方で、日本食品に関する需要は急成長しています。
タイでは日本式居酒屋が人気を集めており、冷凍・冷蔵物流への期待も高まっています。
澁澤倉庫は低温輸送品質の向上や自社施設の活用で、競争力を強化する計画です。
東南アジア市場での日系企業間競争
澁澤倉庫の進出は、他の日系企業との競争が激化する中での動きです。
冷凍・冷蔵倉庫や危険物倉庫を持つ企業も現地でのシェア拡大を目指しています。今後、タイ市場での「パイの取り合い」がさらに加速すると予想されます。