投稿日:2025.06.24 最終更新日:2025.06.24
【物流テック最前線】T2の自動運転トラックが500km実証走行に成功!

今日は物流の未来を感じさせる画期的なニュースをご紹介します。
自動運転システムを開発するスタートアップ「T2」が、なんと約500kmにわたる高速道路での自動運転走行に成功しました。
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東名〜阪神間を自動で走り切る!
T2の自動運転トラックが走行したのは、神奈川県・綾瀬スマートICから兵庫県・魚崎出入口まで。
この区間は関東と関西を結ぶ幹線中の幹線であり、物流現場のリアルなルートでの実証という点が非常に注目されています。
走行には「レベル2」の自動運転システムが採用され、全行程の99%以上でハンドル操作なしという驚きの結果でした。
なぜ今、自動運転なのか?
背景にあるのは、物流業界が直面している「2024年問題」。
ドライバーの労働時間制限により、長距離輸送が難しくなる中で、無人化・省人化の実用技術が急速に求められています。
「運べない時代」に対応する鍵が、自動運転なのです。
T2の技術力が“ガチ”すぎる
T2の技術は、単なる試作レベルではありません。
すでに累計6万km以上の走行データを蓄積し、以下のような高度な機能を実現しています。
- トンネルや坂道などGPSが届かない環境でも安定走行
- 周囲の状況に応じた自動車線変更
- 車線逸脱なしの安全な走行制御
「いつか」ではなく、「もうすぐ」実用化される未来が見えてきました。
現場との連携も着々と進行中
T2は既に、酒類・飲料・建材メーカーと東京~大阪間での実証運行を進めています。
また、佐川急便・セイノー・日本郵便などの大手物流企業との連携も進み、実用化に向けた体制づくりが進行中です。
物流×テクノロジーの交差点に立つ今
自動運転はもはや夢物語ではなく、現実的な選択肢となりつつあります。
深刻な人手不足や輸送コストの課題を、テクノロジーが本格的に解決する時代が始まろうとしています。
T2のように現場目線で動けるスタートアップの存在は、業界全体にとって心強い支えです。
まとめ:変化をチャンスに変える時
近い将来、トラックは“自動で”走る時代がやってきます。
T2による500kmの走破は、単なる技術ニュースではなく、物流業界の転換点です。
これから問われるのは「どう取り入れるか」「どう変わるか」。
情報を早くキャッチアップして、変化をチャンスに変えていきましょう。