投稿日:2026.04.21 最終更新日:2026.04.21
ナフサ不足で供給停止連鎖?住設まで止まる異常事態
今回はTOGISTICS TODAYの記事をもとに、ホルムズ封鎖が日本の石油化学サプライチェーンにどこまで影響しているのかを整理します。
結論から言うと、今回の問題は単なる資源価格の話ではなく、製造業全体に波及する構造的リスクになっています。
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ナフサの弱点が一気に露出
日本のナフサは輸入依存が高く、その多くがホルムズ海峡を通過しています。
しかも在庫は約2週間分しかなく、供給が止まるとすぐに影響が出る構造です。
さらに問題なのは、途中工程で代替が効かないことです。
構造的リスク
輸入依存
在庫が薄い
代替困難
最初に止まったのは上流
影響はまずエチレン設備から出ました。
国内でも減産が相次ぎ、結果として生産能力の約半分が停止する事態になっています。
ここが止まると、その下流はほぼすべて影響を受けます。
次に来るのは価格
供給が絞られると、まず中間財の価格が動きます。
塩ビやポリエチレンなど、あらゆる素材が一斉に値上げされました。
ここまではまだコスト上昇で済んでいました。
そして供給制限へ
次に起きたのが供給制限です。
特に塗料業界では、値上げだけでなく出荷制限に踏み込みました。
変化の流れ
減産
値上げ
供給制限
この段階に入ると、単なる価格問題ではなくなります。
建材 そして住設へ波及
影響はすぐに建材へ広がり、さらに住設へと進みました。
結果として、受注停止や納期未定が連鎖しています。
これはサプライチェーンの詰まりが完全に顕在化した状態です。
政府対応でも止まらない理由
政府は備蓄放出や代替調達を進めています。
ただし問題は、供給回復に時間がかかる構造です。
なぜ遅れるのか
輸送日数
設備再稼働
工程の連鎖
どれか一つでも止まると、全体が動きません。
次に来るのはここ
今後詰まりやすいのは次の領域です。
- 食品トレー
- タイヤ
特にタイヤは物流にも直結します。
供給が止まると、トラックの稼働そのものに影響が出ます。
一番重要なポイント
今回の本質はここです。
原料不足が物流そのものを止める可能性です。
単なる製造業の問題ではなく、物流全体の問題に変わりつつあります。
まとめ
今回の流れを整理すると
今回の構図
ナフサ不足
エチレン減産
価格上昇
供給制限
住設停止
いま起きているのは、サプライチェーンの連鎖的崩れです。






